何十年も前に、三週間ほどエジプト・パレスチナ・ギリシャ・トルコを大急ぎでまわりました。それから10年後にイタリアに一週間行きました。いずれも印象深い地でしたが、ここでは「ヨーロッパ」が知らんふりを決め込むエジプトやギリシャとの関係について、考えます。
世界一豊穣なナイルの「谷」と、そのナイルが与えた巨大建築
いまだに模倣されるギリシャですが、そのギリシャはエジプトの模倣からはじまりました
最強のライバルだったフェニキア人のカルタゴを打倒したローマですが、ギリシャには頭があがりません
フロイトにいわせると、ユダヤ教は「エジプト人」モーセがつくったのです
「ヨーロッパ」は自分で祖先と定めたギリシャを徹底的に模倣します
ギリシャを模倣する「ヨーロッパ」の頭痛のタネは、ギリシャによるエジプトの模倣という否定しがたい現実です