governor 茨城県知事の研究

 

特定営利企業の利潤追求に奉仕する「民間人知事」

 

 

目 次

 

 

 

1   「一部の奉仕者」としての茨城県知事

2   知事と「総合教育会議」

3   濫立する中高一貫教育校

4   県知事が選んだ「民間人校長」

5   転職斡旋業者が関与する「民間人校長」選考

6   「民間人校長」問題の本質

7   株式会社ドワンゴから来た「民間人知事」

 

 

 

 

 

現職の橋本昌を破って茨城県知事となり、現在2期目のなかばを過ぎた大井川和彦は、自分が憲法上の「全体の奉仕者」であることをみずから否認し、「一部の奉仕者」として県行政を独裁的に運営している。本稿は、とりわけ教育行政に対する違法な支配介入について、基本的事実を総覧する。行政文書開示制度によって入手した一部の文書と、少々の書籍出版物を除き、すべて公表公開されている資料に基づいて検討する。対象とする事実の性質上、ほとんどがインターネット経由のものであるが、それらにはURLを明記したので、本稿の分析判断の根拠はすべて再確認できる。ただし、近々不掲載=リンク切れとなるものも多いと思われるので、必要に応じて、早めに閲覧し、保存・印刷されたい。

(Oct., 2023)