白雲観

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 旧城壁すなわち第二環状道路(二環)のすぐ外側にある道教寺院です。「観」とは、道士が修養した高い見晴台のことで、道教寺院を意味します。

 四合院様式をとり、奥へ奥へと幾多の主殿が重合するさまは、仏教寺院やチベット仏教寺院とまったく同じです。主軸上の拝殿だけでなく、西側に重合する拝殿も、そのほとんどを礼拝(見学)することができます。東側には道士たちの住居となっている建物が、いくつも並んでいました。(「四合院」については、別のページをご参照ください。)

 伽藍の静謐な雰囲気と、それぞれの拝殿で熱心に礼拝する人々の姿が印象に残りました。礼拝殿では、道士たちが読書や楽器演奏をしています。ここは観光名所になった「遺跡」としての寺院なのではなく、現に宗教活動の場であり続けているのです。