2015年8月に「校長会」のページをひっそりつくったところ、何人かの方が検索エンジンを通じてご覧くださっているようです。概要はここにお示ししたとおりですが、詳細については、ある団体のウェブサイトに掲載されておりますので、ご覧いただければ幸いです(http://ihsfu.net/kouchoukai/kouchoukai-top.htm)。

 もう10年以上も前の分析ですが、校長たちはほとんど同じ活動を(形骸化をつよめつつも)続けているようですから、内容はたいして古くはなっていないと思います。校長は短ければ2年、長くても5、6年くらいしか在任せず、どんどん入れ替わってしまうため、たいした蓄積もない「校長会」の内部事情は、その価値もないこともあり、どこにも紹介されることがありません。したがって、このレポートは本邦唯一!のものです。

 

 「校長権限の強化」などという、できるはずのない掛け声のもと、なんでもかんでも校長の権限にしてしまい、なにもかも校長先生にご判断いただく風潮が蔓延しています。(たいていの人がそうであるように)その能力があるとは思えないのに数百人(ときに千人をこえる)の生徒と数十人(ときに百人をこえる)の教職員のすべてを掌握し判断し管理するという、そもそも不可能なことを期待された、ちっぽけな一個人が、虚勢を張り、祭り上げられ、その気になったり追い込まれたりしながら、張り切りすぎたり落胆したりしつつ、しばしば錯乱してお気の毒な醜態をさらしています。

 おおくの校長先生たちが、精神に変調をきたし(当然です)、学校全体に悪影響が及んでいるのですが、それをチェックするはずの教育行政機関は、文科省文教部局は虎ノ門で原発推進部局にすらなめられつつ雲の上に浮遊し、都道府県・市町村の「教育委員会」は地方名士による月一回の据え膳会議だけで中身はなく、事務局の「教育庁」は半分は行政職の官僚主義、半分は校長プレか校長ポストの教育職員による当然ながら同レベルの無為無策ぶりです。なにかを期待するのは無理というものです。無理なくらいでやめておけばいいのに、文科省につっつかれて皆で「校長権限の強化」のお題目を唱えるのですから、混迷を深めるばかりです。(「保護者」と教職員については、一概に論じることはできませんから、いまは言及しません。)